こんにちは、テツです。
脂漏性皮膚炎を悪化させる要因の一つにストレスがあるのはご存知ですか?
というより、ストレスは脂漏性皮膚炎に限らず、さまざまな身体症状につながります。
現代人はほとんどの人が何かしらのストレスを抱えながら生きていると言ってもいいでしょう。
そして、このストレスが脂漏性皮膚炎にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があるのです。
今回は『ストレスが脂漏性皮膚炎に与える影響』について紹介したいと思います。
ストレスによって起こること
まずはストレスによってどのような症状が起こり得るのか、簡単に説明します。
ストレスによって起きる症状は大きく分けて
・身体症状
・行動症状
・精神症状
の3つに分けられます。それぞれの症状についてまとめると、以下の表のようになります。
身体症状 | 便秘・下痢
吐気と嘔吐 腰痛 肩こり めまい 耳鳴り 肌荒れ 湿疹 皮膚のかゆみ etc |
行動症状 | 八つ当たりする
引きこもる 小さなミスが増える 過食( 嘔吐 )を繰り返す 衝動的な過食 過度な飲酒 独り言を繰り返す 自傷行為 暴力行為 危険な行動を繰り返す 電話をかけまくる etc |
精神症状 | イライラしやすい
気力がわかない 焦りやすくなる 落ち着きがなくなる ボーっとしやすくなる 朝起きるのがつらい 叫びたくなる etc |
ストレスが増えてくると、以上のような症状を引き起こす可能性があるのです。
そして、それぞれの症状を見てもらうと分かると思いますが、この中で脂漏性皮膚炎に直接影響を与えるのは身体症状です。
ストレスによって肌荒れ・湿疹・かゆみが悪化する
表中にも書いてありますが、ストレスによって肌荒れ、湿疹、かゆみなどの症状は悪化する可能性があります。
これには、活性酸素の発生が関わっていると言われています。
強い酸化力を持つ活性酸素は細胞を酸化させ、老化を加速させたり炎症を引き起こしたりするため、活性酸素が増えると肌トラブルも起きやすくなります。
そしてストレスは、大量の活性酸素を体内に発生させてしまいます。
また、ストレスはホルモンバランスを乱します。
ホルモンバランスが乱れると皮脂の過剰分泌が起こるため、これも肌トラブルを引き起こす原因になります。
特に脂漏性皮膚炎においては、皮脂の過剰分泌によって症状が悪化しやすいです。以上のような要因によって脂漏性皮膚炎が悪化すると、
・炎症の悪化
・フケやかゆみの増加
・脂漏性脱毛症による抜け毛の増加や薄毛の進行
など、さまざまな悪影響が考えられます。
身体症状以外にも悪影響が…
ストレスが脂漏性皮膚炎に与える影響は身体症状だけではありません。
たとえばストレスはさまざまな精神症状を引き起こすことがありますが、これが睡眠不足や睡眠の質の低下につながることもあります。
そして睡眠不足や睡眠の質の低下が起こると、脂漏性皮膚炎は悪化しやすい状態になります。
これに関しては、脂漏性皮膚炎と睡眠の関係:実は睡眠不足で悪化していた!で紹介しているため、気になる人は合わせて読んでみてください。
また、行動症状によって起きる過食や偏食が脂漏性皮膚炎を悪化させる可能性もあります。
食事の見直しは必要?脂漏性皮膚炎の人が選ぶべき食べ物とはという記事でも紹介している通り、食生活も脂漏性皮膚炎に大きな影響を与えることがあります。
このようにストレスはさまざまな症状を引き起こし、それらの症状がそれぞれ脂漏性皮膚炎の悪化につながる可能性があるのです。
ストレスを溜めないためには?
ストレスによる悪影響を回避するには、生活を見直したりストレスを解消したりということが必要になります。
ストレスの解消方法に関しては、人によって異なるのでここで細かくは紹介しませんが、一番分かりやすいのは好きなことを思いっきりすることでしょう。
好きなことに没頭できる時間を設けるというのは大事なことです。
ただ、このとき注意してほしいのが、自分のストレス解消方法自体が脂漏性皮膚炎を悪化させる原因になっていないかということです。
たとえば甘いものが好きな人が、ストレス解消のためにスイーツをたくさん食べていたとしましょう。
仮にある程度のストレスは解消されたとしても、今度は甘いものの食べ過ぎによって脂漏性皮膚炎に悪影響を与える可能性があります。
これでは元も子もないので、どのような方法でストレスを解消するのかという点は気をつけておいてください。
正直、ストレスとうまく付き合うというのは難しいことではありますが、可能な限りストレスフリーな生活を送れるよう努力はしたほうがいいでしょう。
日頃ストレスを感じているような人は、脂漏性皮膚炎に悪影響を与えないためにも一度自分の生活を見直してみることをおすすめします。