こんにちは。『脂漏性皮膚炎治療 – 奮闘記』 管理人の “テツ” です。
脂漏性皮膚炎はとても治りにくく、慢性化し再発を繰り返しやすいため、私は約10年間にもわたって脂漏性皮膚炎と戦ってきました。
試行錯誤を繰り返してきた甲斐もあり、今ではほとんど治っていますが、ここまで治すのにはかなり苦労をしてきました。
今回は自己紹介も兼ねて、これまでの私の10年間について少し紹介したいと思います。
脂漏性皮膚炎と戦った10年間
16歳で初めての発症
私が初めて脂漏性皮膚炎になったのは16歳の頃でした。
「えっ、16歳?」と思う人もいるかもしれませんね。おそらく多くの人は、成人以降に脂漏性皮膚炎になっていると思うので。
実は、ホルモンの影響で皮脂が増えていくのが思春期以降であるため、10代でも漏性皮膚炎になる可能性は十分にあるのです。
ただ、実際に10代で発症する人はそう多くないとは思いますが。我ながらかわいそうです…笑
発症当時はほんの少し頭皮に赤みがあり、少しかゆみを感じる程度だったため、特に気にしていませんでした。
ちなみにですが、私の脂漏性皮膚炎の大きな原因は
ヘアカラー 整髪料 生活習慣 |
この三つだったと思います。
15,16歳頃から髪型や髪色を気にするようになり、生活習慣も不規則なものになっていました。
過度な整髪料の使用や生活習慣の乱れなど、いま思うとかなり頭皮や身体に悪いことやっていたなーと思います。
これらに関して詳しく話しだすと少々長くなりそうなので、また別の記事で改めて紹介たいと思います。
当時は脂漏性皮膚炎を甘く見ていた
最初は少しかゆいくらいで特に気にならなかったのですが、そのまま放ったらかしにしていると、徐々に症状に変化があらわれ始めました。
まず、かゆみと合わせてあらわれたのが、頭皮ニキビです。
これが1つ2つではなく、いくつもできてしまっていたため、さすがにおかしいと感じ、一度皮膚科で診てもらうことにしました。
しかし、このときの皮膚科の診察では「まぁ、ずっと治らないなんてことはないから」と言ってニキビ用の塗り薬を渡されただけです。ホントに雑な診察だったと思います….。
現に私の頭皮ニキビは、数年間は治まりませんでしたから。
もちろん、ずっと同じニキビが残っていたわけではありませんが、治ってはまたできて、治ってはまたできて…というのを繰り返していました。
おそらく、正しく診察をしてくれる皮膚科に行っていれば、この時点で脂漏性皮膚炎ということは分かっていたでしょう。
ただ、当時は皮膚科で言われた通り私自身も楽観的に考え、とりあえずニキビ用の塗り薬を塗るだけで済ませていました。
しかし、当然皮膚科でもらったニキビの薬だけでは治らず、それどころか症状は悪化し、膿やかさぶたなども少しずつ出だしていたので、別の皮膚科でも診てもらうことになりました。
結局、この後2つの皮膚科に診てもらい、3つ目の皮膚科でようやく脂漏性皮膚炎だと診断されたのです。
初期症状から3つ目の皮膚科で脂漏性皮膚炎と診断されるまでが、約10ヶ月くらいでしょうか。この時点でも少し苦労しましたね。
ただ、やっと自分の症状が何なのか分かったという安心感もあったため、この時点でも「これで治るだろう」なんて思っていました。
これは脂漏性皮膚炎になった人の多くが通る道だと思うのですが、最初は何も知らないから甘くみてしまうんですよね。
そして日を追うごとに、どんどんその厄介さに気づいていくという人がほとんどではないかと思います。
徐々に「これヤバいかも…」と気づきはじめる
脂漏性皮膚炎と診断されてからは、皮膚科にすすめられたシャンプーや薬を使っていました。
シャンプーはともかく、薬は実際に炎症を抑えてくれていたので、「これで治る」と最初は安心していました。
しかし、それは一時的なものでした。症状が治まるのは飲み薬やステロイドに頼っている間だけだったんです。
薬を止めるとすぐに症状が元に戻るため、結局また皮膚科に頼るしかなかったのですが、身体のことを考えるとずっと薬を使い続けるワケにもいきません。
皮膚科もそれを考慮して、一度に多くの薬は出してくれませんでした。
この頃から徐々に不安になっていったのですが、本気でヤバいと思う決定打になったのは、抜け毛や小さなハゲができ始めてからです。
“かさぶた・膿・吹き出物” といったダメージによって、小さな範囲ですが円形脱毛症のようなハゲができはじめたのです。また、合わせて抜け毛も結構増えていました。
この頃が初期症状から1年ちょっとで、脂漏性皮膚炎と診断されて半年ほどでしょうか。
さすがに焦りました。
「これ、治さないとハゲあがるんじゃ….」
「でも、皮膚科に頼っても治らないし….」
「…..ヤバいじゃん!」
という感じで、本格的に脂漏性皮膚炎と戦うことになっていきました。字づらだけ見るとフザけているようですが、実際には本気で悩んでました。
この頃から4,5年間は本当に辛い時期でしたね。
試行錯誤してきた結果….
本気で脂漏性皮膚炎の治療に取り組み始めてからは、とにかく様々なことに気を遣いました。
具体的には
・生活習慣の見直し(主に食事と睡眠)
・ヘアカラー・整髪料などの使用を一切やめる
・さまざまなシャンプーを試す
・サプリメントの摂取
・その他、脂漏性皮膚炎に効きそうなものをとにかく試す
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といったように、ここでは書ききれないくらいに試行錯誤してきました。
食事に関しては、好きだった揚げ物を今では全く食べたいと思わないほどです。
いま考えると、食生活の優先度はそこまで高くはないのですが、当時はとにかく必死だったため徹底していました。
途中何度も「これ、もう治らないんじゃないか…」と思うくらい脂漏性皮膚炎の治療は大変でしたが、苦労してきた成果もあって、10年経った今では症状もほとんど落ち着いています。
逆に言えば、それほどまでに脂漏性皮膚炎は厄介なものなのです。
ブログを開設するに至った経緯
以上が、私が脂漏性皮膚炎と戦ってきた10年間です。
何度も言いますが、本当に苦労しました。特に最初の5,6年くらいはしんどかったです。
脂漏性皮膚炎には、“治りにくく再発を繰り返す” という大きな特徴があります。
そのため、放っておいて治るものではないですし、皮膚科に通うだけで治るものでもありません。
特に頭皮は脂漏性皮膚炎の中でも治しにくい部位でしょう。
本気で治したいのなら、自分自身の努力で治していくしかないのです。
現に、今これを読んでいるあなたも、もしかしたら脂漏性皮膚炎が治らず苦労しているのではないでしょうか?
過去の私と同じような状況に陥っている人は多いはずです。
ただ、これほど治すのが困難であるにも関わらず、ネット上には
『〇〇日で脂漏性皮膚炎が完治した』
『コレを使って脂漏性皮膚炎が治った』
といった内容のブログやサイトが普通にあります。ハッキリ言って、あんなのは釣りでしょう。
もちろん、症状が軽ければ早期で治ることもあるとは思いますが、それでも数か月はかかるのが普通です。
なにより、完治と言い切るあたりには胡散臭さを感じてしまいます。
慢性化しやすく再発を繰り返すことこそ、脂漏性皮膚炎の大きな特徴ですから、本当に脂漏性皮膚炎の治療を行ってきた人であれば完治だなんて簡単に言い切れないのでは?と私は思っています。
私自身、調子が悪い時だと未だに頭皮に吹き出物やかゆみがでることはありますから。
“皮膚科に行ってもなかなか治らず、インターネット上には信憑性の低い記事も多い” というのが、私が感じた脂漏性皮膚炎の現状です。
このような状況を見て「これだったら、自分が情報発信したほうが為になるのでは?」と思ったのがブログを開設したきっかけでもあります。
実際、私が実践してきたことには、皮膚科では教えてくれなかったものや脂漏性皮膚炎系のサイトにも載っていないものが効果的だったこともあります。
だから、私なりにこれまでの経験を生かして脂漏性皮膚炎治療に役立つ記事を書けたらと思っています。
もし現在脂漏性皮膚炎で悩んでいる人がいれば、ぜひこのブログを参考にしてみて下さい。新しい情報もできるだけ随時更新していけたらと思います。
少々長くなりましたが、『脂漏性皮膚炎治療 – 奮闘記』をよろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。