こんにちは、テツです。
今回は脂漏性皮膚炎の検査についてお話したいと思います。
「脂漏性皮膚炎に検査なんてあるの?」と思う人も多いかもしれませんね。
実際、脂漏性皮膚炎の検査なんて受けない人の方が多いですし、私自身も受けてませんから。
視診のみで終わるパターンが多い
基本的に脂漏性皮膚炎が判明するのは、皮膚科で診察してもらったときがほとんどかと思います。
このとき多くの場合特別な検査などはせず、視診のみで終わることが多いでしょう。
ですが、この視診による診察には誤診も多いようです。脂漏性皮膚炎と診断されず、間違った診断結果を言われたという人も少なくありません。
私自身も脂漏性皮膚炎が判明したのは3つの皮膚科をまわってからでした。
ですので、脂漏性皮膚炎の疑いのある人が皮膚科を利用する際には注意が必要です。
これらに関しては皮膚科はダメ?頭皮湿疹や脂漏性皮膚炎で皮膚科を利用する注意点という記事でも書いているので、気になる人は確認しておいてください。
脂漏性皮膚炎ならKOH検査
脂漏性皮膚炎は皮膚科での視診のみで判明することが多いといいましたが、一応脂漏性皮膚炎にはKOH検査というものがあります。
KOH検査は、脂漏性皮膚炎の原因である真菌を見つけることができる検査で、皮膚科で受けることができます。
この検査を受ければ、脂漏性皮膚炎がどうかを判断するのは容易になるかと思います。
ですが残念ながら、皮膚科側からこの検査を行うことは少ないでしょう。
なぜなら脂漏性皮膚炎に気づく医者は基本的に視診で判断できることが多く、そのまま脂漏性皮膚炎と診断を下すからです。
一方、脂漏性皮膚炎に気づかない医者の場合だと、そもそもKOH検査という選択肢は思い浮かばず、結局脂漏性皮膚炎と判明しないまま診察が終わってしまいます。
以上のような理由から、脂漏性皮膚炎においてKOH検査を受けることは少ないのですが、予め脂漏性皮膚炎の疑いがあると認識している人の場合は別です。
もし脂漏性皮膚炎の疑いがあると認識しているのなら、積極的に自分から「脂漏性皮膚炎ではないか?」と医者に確認したほうが良いでしょう。
そして、KOH検査に関しても、受けたいのであえれば自分から言ったほうが良いです。
まずはセルフチェック
ここまで、皮膚科や脂漏性皮膚炎の検査について説明してきましたが、一番にすべきなのはセルフチェックでしょう。
これはできれば皮膚科に行く前、そして検査を受ける前にしておいたほうがよいかと思います。
セルフチェックは脂漏性皮膚炎かどうかの確認だけでなく、どれくらい症状がひどいかを見る指標にもなりますから、ぜひ一度確認しておいてほしいです。
セルフチェックに関しては脂漏性皮膚炎を判断するためのチェック項目を確認しながら行っていただけたらと思います。
流れとしては
セルフチェックを行う
↓
皮膚科で診察してもらう
↓
KOH検査を受ける(必要であれば)
といった感じになるでしょう。
正直、検査自体はそこまで重要なものでもないと思いますが、気になる人は一度皮膚科でKOH検査を受けられないか相談してみてください。