こんにちは、テツです。
セラミドは脂漏性皮膚炎に有効な成分として挙げられることがありますが、これには明確な理由があります。
今回は、セラミドが脂漏性皮膚炎に有効と言われる理由 や 効果的にセラミドを補う方法について紹介します。
脂漏性皮膚炎にセラミドが良いと言われる理由
なぜ脂漏性皮膚炎にセラミドが良いと言われるのかというと、脂漏性皮膚炎になった肌はセラミドが不足していることが多いからです。
そもそも、セラミドとは何なのかというところから説明しましょう。
セラミドは、肌の角質層に存在します。
角質層はたくさんの角質細胞が重なってできているのですが、この角質細胞の層の間には、細胞間脂質が隙間を埋めるように存在しています。
そしてこの細胞間脂質の主成分にあたるのがセラミドであり、細胞間脂質の約半分を占めています。
細胞間脂質は、肌内部の水分の蒸発を防ぐという重要な役割を担っています。
ですが肌が乾燥して敏感になってしまうと細胞間脂質は不足してしまい、より乾燥しやすくなるのです。
この乾燥は皮脂の過剰分泌や肌トラブルの原因になってしまいます。
そして、細胞間脂質が不足しているということは、必然的にセラミドも不足しているということになります。
つまり、セラミドの不足は脂漏性皮膚炎を招きやすくなる ということです。
もしくは 脂漏性皮膚炎の人はセラミドが不足していることが多い とも言えるでしょう。
実際に、「アレルギー性皮膚炎はセラミドの不足がきっかけで生じる」と言われることがあるくらいです。それほどセラミドが与える影響は大きいのです。
そのためセラミドを補い肌本来の潤いを取り戻すことが、脂漏性皮膚炎の改善にもつながるというワケです。
ちなみに脂漏性皮膚炎にインナードライの人が多いのは、このようなことも関わっているからです。
インナードライとは、肌の表面は皮脂が多いのに、その内部は乾燥して潤いが足りていない状態のことです。
注意!効果がないセラミドもある
セラミドを補うことの重要性は分かっていただけたかと思いますが、一つ注意点があります。
それはセラミドにもいくつか種類があり、セラミドであれば何でもいいというわけではないことです。
セラミドには大きく分けて以下の4つがあります。
・天然セラミド
・ヒト型セラミド
・植物性セラミド
・合成セラミド
それぞれセラミドの種類ごとに特徴があるのですが、植物性セラミドや合成セラミドは保湿力が低めとされています。
特に単純な合成セラミドに関しては、安価で大量生産ができる分効果も薄いと言われます。
そのため、ただセラミドが配合されていれば良いというわけではないのです。
よくセラミド配合と表記された安価な化粧品を見かけますが、合成セラミドが少し入っているくらいではほとんど効果はないでしょう。
本当にセラミドを補いたいのであれば、セラミドの種類も確認しなければなりません。
セラミドをしっかり補うためには?
セラミドを補うためには、身体の内側から補う方法と身体の外側から補う方法があります。
内側から補う方法というのは、食事から取り入れる方法です。
食べ物にはセラミドを多く含むものもあり、そのような食べ物を積極的に摂ることでセラミドを体内に取り入れます。
セラミドを多く含む食べ物には、以下のようなものが挙げられます。
こんにゃく
しらたき 黒ごま 黒豆 小豆 ひじき わかめ ごぼう ソバ 黒胡椒 |
この中でも、こんにゃくは特にセラミドが豊富なようです。
ただし、食事から脂漏性皮膚を改善できるほどのセラミドを補うというのは難しいでしょう。
どちらかといえば、化粧品によって肌の外からしっかり取り入れたほうが良いと思います。
そこでセラミドを補う際にオススメしたいのが、シュセラ モイストゲル というジェルです。
このジェルには天然ヒト型セラミドに加えて、水に溶けやすい水溶性セラミドとスーパーヒアルロン酸(ヒアルロン酸の2倍の保湿力)が配合されています。
保湿力に関しては言うことなしでしょう。値段もこのクオリティから考えればお手頃ではないかと思います。
セラミドを補うことを考えているのであれば、ぜひ一度使ってみてください。
効果のないセラミド化粧品には気をつけよう
以上、セラミドが脂漏性皮膚炎に有効と言われる理由と効果的にセラミドを補う方法についてでした。
脂漏性皮膚炎に限らず、セラミドは肌にとって重要な役割を果たしています。
肌の乾燥していたり敏感になっていたりする際には、セラミドによる保湿を考えてみてください。
またその際には、先ほど言ったようにセラミドの種類を把握し、効果のない化粧品を使用しないようにしてください。
今回紹介したことを脂漏性皮膚炎のケアに生かしていただければと思います。